パーソナルトレーニングジムLifebody鶴岡店、土岐です。

 

ようやく少し涼しくなってきたここ数日、皆さんいかがお過ごしでしょうか？

 

私、山登りと読書がライフワークでして、今回は直近で読んだ本を紹介&軽く紹介を。

 

ちなみにラン記録も貼り付けてありますが、ひさーーーしぶりに２０㎞走りました！

 

運動の神話　上、下　　著　ダニエル・E・リーバーマン

 

著者のダニエルさんは、ハーバード大学人類進化生物学部で教授を務める古人類学者の方。

ハーバード、ケンブリッジ両大学で学び、人体の進化、特にランニングなどの身体活動に関する研究で知られ、論文も多数。

 

と、こんなすごい方が１０年単位の長い時間をかけ、世界中のあちこちで多様な人種相手に、何百万年という人類の進化の歴史をもとに、運動、身体活動を科学的根拠にもとづいて研究、検証した、という本。

 

いやー、おもしろかった！

なかなかのボリュームでしたがあっという間に読み終わりました！

 

詳しい内容を書き出すのは難しいので割愛しますが、運動が嫌いという方ほど、有益な一冊になる気がします。

 

自分自身もますます動きたくなりました。（ちなみに、こういう一時のモチベーションに依存した活動は極めて脆く、続かないので要注意！早く仕組み化するとよし）

 

運動が健康にとっていいことであるのは間違いありません。

もはや常識ですし、それは覆りません。

 

ですが、運動をするには人間に深く根ざした生来の本能を覆す必要があり（つまり人間は、そもそもカロリーを浪費する余分な活動はしないように進化したのだから、運動したくないと思って当然）、運動を避ける人を辱めたり責めたりするのではなく、運動することを選択するように互いに助け合うべきなのです。

 

私たちは、運動を教育と同じように扱って、楽しめるもの、社会的なつながりをつくれるもの、感情的に報われるもの、そして自ら進んで行いたいと思えるものにしなければいけません。

 

「運動は必要かつ楽しめるものにしよう」

「運動はしないよりした方がいい」

「年齢を重ねても続けよう」

 

著者がこの本で訴えることは、まさしくトレーナーが広く世に伝えていかないといけないこと。

 

私たちトレーナーには、人々の幸福に直結する、非常に大きな役割があることを再度自覚し、日々の活動に活かしていきたいと強く思いました。

 

今、当ジムをご利用くださるお客様のため、まだ会ったことのない誰かのため、そしてそれは社会のため、日々、研鑽と精進であります！

 

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